婚活story⑤ん?アレ?ちょっと待って!?なんか変だよこのデート!

彼氏いない歴=年齢の喪女の私、後藤美奈子。

ネットゲームで知り合った爽やかボーイと初めて出会ったその日に体の関係を結ぶ事に!

「付き合おう」という言葉は一切ないまま二度目のデートへ・・・。

第一話はコチラから。

婚活story①彼氏いない歴=年齢の喪女に「初めての彼氏」が…!?

初めての彼氏(?)とのドキドキ待ち合わせ!だけど・・・?

駅近くにある某大手カフェ屋さんを待ち合わせ場所に指定されて、ナンタラフラペチーノという固形の液体を喉に流し込みながらマサヒロを待つ私。

 

「好きなカレを落とすには〇〇しなさい!」

「男心わし掴み㊙テク10選」

「”愛され女”はつくれるっ♡」

 

3日前からこのようなハウツー本や雑誌を読み漁り、罫線ノートにまとめあげて予習をした優等生のアタイには・・・怖いモノなど何もないっ!!!

さあ来なさい!かかってきなさい!ねじ伏せて差し上げるわ―――――!

 

「美奈子」

 

「ま゛っまさひろ・・・」

グッ・・・!ねじ伏せて差し上げる予定だったのに、斜め後方からの不意をつかれた登場に驚いて変な声が・・・(涙)

脳内イメージでは私の方から先に気が付いて、ニッコリ微笑んで「マサヒロ♡」と呼びかけ手を上げるはずだった。

 

「それ限定の?おいしい?」

「あ、これ?うん、おいしいよ」

「俺も買ってこよ」

 

・・・・・・・・・・・・・(ヂュー)

 

・・・へえええええ~~~!!!

待ち合わせを果たした後の会話って、こんな感じなんだぁ~!!

彼氏いない歴=年齢の喪女、着眼点が違います。

 

私と同じナンタラフラペチーノを片手にマサヒロが向かいの席に颯爽と座る。

マサヒロ(ぢゅ~)

私(ぢゅ~)

 

・・・・・・・・・・・・。

 

(う~ん・・・この間が緊張を倍増させるんだよな・・・なんか話さなきゃ・・・)

「・・・映画観るの、久しぶりだな~!」(※今日のデート内容は映画鑑賞なのです)

「そうなんだ?俺もスクリーンで観るのは半年ぶりくらいかも」

「半年ぶりかー!大体そのくらいのペースで行くの?(誰と観に行ったんだろう・・・)

「ペースはまちまち。これはスクリーンで観たいなっていう時にね、一人でね

「あ~・・・なるほどぉ(どひぇええーーっ!?心の声の疑問に応えてくれるとは・・・!顔に出ちゃってたかな!?汗)」

「女の子と行くのは久しぶり(笑)」

「あ・・・あはは・・・///(大出血サービスってかマサヒローーーー!?)」

 

机上の空論で恋愛ハウツーを学んだのに、当然の如くマサヒロの方が一枚も二枚も三枚も上手で終始マサヒロのペースに翻弄される私・・・。

アア・・・もうよく分かんないけどフワフワと気持ちよく漂ってればいっか・・・。

 

ただし、ここで一つ気になる点が・・・。

マサヒロは、待ち合わせ時間から15分ほどの遅刻をしている。

いやいいんだよ、遅刻は。そーゆー時もあるよ。うん。

でもさ、事前に「ちょっと遅れるね」とメールを入れるか、もしくは開口一番に「遅れてごめん」と謝るものなんじゃないのか??

それとも彼氏彼女の関係性になるとそんなやりとりは無用なの!?!?

・・・そもそも、恋人なのかどうなのかもよく分からない・・・「付き合おう」の言葉はないんだし・・・。

 

モンモンとしていると、マサヒロが口を開いた。

「そろそろ行こっか」

「う、うん」

 

この日初めて、まともにマサヒロと目を合わせる。でもやっぱり恥ずかしくて1.8秒ほどでフイっと目をそらす・・・。

その1.8秒で分かった事、それは・・・マサヒロは紛れもなくイイ男って事だ!!!

「マサヒロはイイ男」・・・その事実は私の中のもやっとした疑念を一瞬で振り払った。

初デートは映画館!・・・ってアレ?

映画館に向かうまでの間、マサヒロと手をつないで歩いた。ウワサの恋人繋ぎってヤツ。

今まで生きて来て、こんなにも「手汗」というワードが頭の中を支配した事はなかろう。

手汗手汗手汗手汗手汗手汗手汗マサヒロ手汗手汗手汗手汗手汗マサヒロ手汗手汗手汗

イイ男の「マサヒロ」というワードさえ押しのける、手汗の威力たるや・・・!

手汗に支配されたまま気が付くと映画館の中におり、もはや何を話しながらここまでたどり着いたのか全く不明。

チケットを買おうという事になり、恋人繋ぎを解除する。

 

・・・ッッッぷふぁあああああああああああーーーーーー・・・。(心の中でデッカイため息をつく)

 

隣同士の席を買う為まとめてチケットを購入する。マサヒロはスッとお札を出してきた。

「あ、ありがと~」

と言いながら受け取ると、それは一枚の1000円札だった。

 

大人一人1800円也。

 

・・・エ?千円じゃ足りないヨ?800円不足してるヨ?マサヒロ?

とは言い出せず、マサヒロの不足分と自分のチケット代をまとめて支払う・・・。

(・・・?ポップコーンと飲み物はおごってくれる的な流れなのかな・・・?)

 

この予想が的中し、

「飲み物買って来るよ、何がいい?」

とマサヒロが聞いてきた。

「あ、私、コーラでお願い」

(やっぱり、アッチは俺が買うからコッチはよろしくなって事だったんだ~。良かった~。でも、ポップコーンの味は聞いてもらえなかったな・・・。キャラメルとか邪道だから塩バターがいいんだけど・・・。でもマサヒロに任せるか・・・。)

 

そして、私の元へ戻ってきたマサヒロが手に持っていたものは、200円の飲み物2つだけだった。

(え?ポップコーンなし・・・?)

「チケット買えた?席行こか」

(ポップコーン食べない派かぁー・・・・・いやいやそれはいいとしても、私が出した不足分は800円、マサヒロが払った料金は400円。私に400円の損失が発生してるよなコレ?だよね?計算合ってる?まぁたかが400円だけどさぁ・・・。でもさぁ・・・。ん!?いいんかコレ!?ん!?んんんん!?!?)

恋人同士の間ではたかが400円、得だの損だの言わないものなのかもしれないな・・・。

・・・その前に、私達ってホントに恋人同士なの?どうなのよそこ?あ゛~~~~~~~~~~~

モヤっとした疑念が再沸騰しチラッとマサヒロの横顔を見やると、そこには「イイ男」の横顔があった。

「マサヒロはイイ男」・・・その事実は私の中のもやっとした疑念を一瞬で振り払った。(2回目)

 

映画は、ナタリー・ポートマン演じるバレリーナが苦悩しながら堕ちていく様を描いたサスペンスホラーだった。なお、激しめのエロあり。

観終わった後は映画館を出て、感想なんかを話しながらプラプラと歩いた。もちろん手汗が気になる恋人繋ぎで。

 

「手汗」というワードの一方的な支配から逃れようと反乱を起こしたのが「映画の感想」ワードであった。

手汗手汗手汗映画の感想映画の感想映画の感想映画の感想映画の感想

よし行け、映画の感想!気の利いた映画の感想をマサヒロに聞かせてやるんだ!

 

そして話は、割と激しめのエロシーンへとうつった。

「アレ見てどう思った?」

「えっ・・・ええーーーとぉ・・・うーん・・・(ちょっ待て。なんて答えるのが正解なんだ!?えっ!?)」

「なになに?話して(笑)」

「え~と・・・まあ、・・・・・・ハイ」

「ハイ?(笑)」

「ははは・・・(笑)」

 

なんて答えればいいのか全く分からず苦笑いで濁す。

実際問題、「エロシーンを観ている私の隣にマサヒロがいる・・・!!!」という状況にいっぱいいっぱいで、いまいち覚えていなかったりする。

 

「じゃ、行こっか」

「どこに?」

「分かるでしょ?(笑)」

 

「分かるでしょ?(笑)」の言葉でこれからドコへ行きナニをするのか察しがついた。

チラッと腕時計に目を落とすと、時刻はまだ16時48分。

こんな真昼間からーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?

もっとデートっぽい事したいし、2回目を致す前に「付き合おう」の言葉が欲しい・・・!

でも、でも・・・そんな事より何よりも、マサヒロとヤリてえ!!!

私の中に拒否なんていう選択肢はなく、導かれるまま人気のまばらな路地へ入り込んで行く・・・。

 

~~~18禁のため、中略~~~

2回目を果たすものの・・・ちょい待ち!?

1回目はひたすら痛かったアレだけども、2回目は言うほど痛くはない。ただし、キモチイイとは思えず・・・。

でも、マサヒロが再び私を求めてくれた事がとっても嬉しい・・・♡

 

しばらくイチャついていると、お腹空いたから何か食べようか、なんて流れになった。

「なに食べたい?」

「ん~・・・なんでもいいよ~(本当はガッツリ米が食いたいんだが・・・)」

ここらへんで良さそうなお店あったかなぁ?思案する私をよそに何やらゴソゴソと探しているマサヒロ。

お目当てのものが見つかったようで、私に「ん」と差し出してくる。

 

「・・・?」

 

・・・お・・・お食事めにゅう?

・・・・え?・・・あ、ここで食べる、と。そーゆー事か。てゆうか、こーゆー所(ラブホ)って食事作ってんだ!?

・・・・・・・・・いや、レンチンだろうな・・・。(レンチン=電子レンジでチン♪)

 

外に出て食べたいなぁ・・・とは言い出せず、仕方なくミートパスタを注文。マサヒロはエビピラフだった。

ほどなくして店員が部屋まで届けに来た。

「お待たせしました~」「は~い」

玄関先(?)で宅急便を受け取るかのごとく対応する私。

・・・って、ここは男女がとある特定の目的を持って足を踏み入れる場所なんですが、なんか恥ずかしくない?コレ。普通なの?コレ。

 

「テレビでもつけよっか」

マサヒロがバラエティ番組にチャンネルを合わせる。

やたらと騒がしいテレビ画面に目をやりながら、モソモソとミートパスタを口に運ぶ・・・。

そうしてダラダラとしている内に退室時間が迫っていた。

 

身なりを整え、忘れ物がないか辺りを見渡し、二度目となる思い出の場を離れる。

さてお会計というところで、マサヒロは言った。

「ごめん、今日手持ちがあんまりなくって」

スッと千円札2枚を差し出した。

 

お支払総額7,760円也。

マサヒロの支払額2,000円。

私の支払額5,760円。

 

・・・お?

おっ?・・・おぉう!?

「・・・大丈夫だよ~。私出せるから・・・。」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?!?!?!?

 

頭の中が「おおおおおおおお!?!?!?」で支配されたまま駅までテクテクと歩く。

マサヒロの手と私の手は、いわゆる恋人繋ぎってやつでドッキングされている。

しかし「手汗」よりも「おおおおおおおおおおおお!?!?!?!?」が優勢だ。

 

気が付くと、私が乗る電車の改札口に辿りついていた。

「じゃ、またね」

マサヒロはそう言って頭をポンポンと叩いた。

「うん・・・またね」

 

うまく笑えていただろうか。

いまだに頭の中は「おおおおおおおお!?!?」で支配されていた。

あ、そういえば、やっぱり「付き合おう」って言ってもらえなかったな・・・。

こうして、マサヒロとの2回目のデートは幕を閉じたのである・・・。

つづく!!!

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